映画『ルパン三世 カリオストロの城』に登場する ミートボールパスタ レシピ
はじめに
映画『ルパン三世 カリオストロの城』には、観る者の印象に強く残る食事シーンが登場します。中でも、ルパンと次元が山盛りのパスタを豪快に食べるシーンに登場するミートボールパスタは、その見た目の迫力と美味しそうな湯気で多くの映画ファンを魅了しました。
大きなミートボールがゴロゴロと入ったトマトソースのパスタは、いかにも力が湧いてきそうな、活気に満ちた料理に見えます。今回は、あの映画のミートボールパスタを家庭で再現するためのレシピをご紹介します。
材料(2人分)
- スパゲッティ:200g
- 合挽き肉:250g
- 玉ねぎ:1/2個 (みじん切り)
- ニンニク:1かけ (みじん切り)
- 卵:1個
- パン粉:大さじ3
- 牛乳:大さじ2
- 塩:少々
- 黒こしょう:少々
- オリーブオイル:大さじ2
<トマトソース>
- カットトマト缶:1缶 (400g)
- トマトピューレ:100g
- コンソメ顆粒:小さじ2
- 砂糖:小さじ1
- ローリエ:1枚(あれば)
- 塩、黒こしょう:各少々
作り方
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ミートボールの準備: ボウルに合挽き肉、玉ねぎのみじん切り、卵、パン粉、牛乳、塩、黒こしょうを入れます。粘りが出るまでしっかりと手で混ぜ合わせます。
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ミートボールを成形する: 手に少し油(分量外)をつけ、混ぜ合わせた生地を直径3〜4cm程度の大きさに丸めます。映画のイメージに近づけるため、少し大きめにすると雰囲気が出ます。
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ミートボールを焼く: フライパンにオリーブオイルを熱し、成形したミートボールを並べ入れます。中火で全ての面に焼き色がつくまで転がしながら焼きます。この段階では中まで火が通っていなくて構いません。
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トマトソースを作る: ミートボールを焼いているフライパンに、ニンニクのみじん切りを加えて香りを出し、カットトマト缶、トマトピューレ、コンソメ顆粒、砂糖、ローリエを加え混ぜ合わせます。
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ミートボールを煮込む: ソースが煮立ったら、焼いたミートボールをフライパンに戻し入れます。蓋をして弱火にし、時々混ぜながら15分から20分ほど煮込みます。ミートボールの中心までしっかり火が通り、ソースに肉の旨味が加わります。煮詰まりすぎたら、水を少量加えて調整してください。
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味を調える: ローリエを取り出し、塩、黒こしょうで味を調えます。
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パスタを茹でる: 鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(分量外)を加えて表示通りにスパゲッティを茹でます。
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盛り付ける: 茹で上がったパスタを湯切りし、ミートボール入りのトマトソースと軽く絡めるか、パスタを皿に盛り付けた上からミートボールとソースをたっぷりとかけます。
より美味しく、写真映えさせるポイント
- 映画のシーンのように、深さのある大きめの器に山盛りにして盛り付けると、迫力が出て美味しそうに見えます。
- 仕上げにすりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノチーズをたっぷりと振りかけると、見た目も風味も格段に良くなります。
- 彩りとして、刻んだパセリやバジルを散らすのもおすすめです。
- フレッシュなトマトや、ソテーしたズッキーニなどを添えると、栄養バランスも見た目も豊かになります。
映画と料理の背景
※本項目には映画のネタバレが含まれます。
このミートボールパスタが登場するシーンは、ルパンと次元がカリオストロ公国の隠れ家で空腹を満たす場面です。質素ながらも温かい食事をとる二人の姿は、過酷な状況下での絆や信頼関係を象徴的に描いています。特に、大きなミートボールを巡って軽く争うやり取りは、彼らの気取らない関係性を表しており、観る者にユーモラスかつ人間味あふれる印象を与えます。この料理は単なる食事としてだけでなく、映画の登場人物たちの関係性や物語の雰囲気を感じさせる重要な要素の一つと言えます。
まとめ
映画『ルパン三世 カリオストロの城』のミートボールパスタは、スクリーン越しにもその豪快さと温かさが伝わる、魅力的な料理です。ご家庭であのシーンを思い出しながらこのパスタを作ってみることで、映画の世界をより身近に感じることができるでしょう。ぜひ挑戦してみてください。